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    ギリシャ、ポピュリズムの果てに。。。
    ユーロ圏首脳会議が先ほど終わった。イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、EU委員会委員長などが次々に演台で記者会見して今後の厳しい見込みを話し終わった後、チプラス首相が現れ、演台に立つでもなく、出口の通路でギリシャの国営テレビ局に向けて、他の全員とまったく逆の内容のことを手短に言って、車で去って行った。18人の首脳が嘘をついているか、1人が嘘をついているか、ということになる。ギリシャ国民向けの、いつもながらの耳障りのよい、内容のない話だ。国民の、ユーロ圏に留まりたいという願いがほぼ断ち切られたようでこれからがとても心配だ。今度の日曜日に最終決定が出る。

    ギリシャのニュース | 【2015-07-08(Wed) 07:24:40】
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    ギリシャ国民投票 緊縮策反対派が過半数
    現地の午後7時に投票時間が終わり、早速 開票作業が進んでいます。投票したのは有権者のうち55%。
    まだ途中経過で最終発表は出ていないものの、報道では 緊縮策「反対」が61%以上でだいぶ上回って多数派になっています。都市部でも地方でも、全国的に「反対」のほうが上回っています。ヨーロッパを敵に回してしまっているチプラス首相に信任が与えられたことになります。預金は、銀行は、経済はこれからどうなるのか、まだまだギリシャの混迷が続きそうです。


    ギリシャのニュース | 【2015-07-06(Mon) 02:42:39】
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    ギリシャの国民投票前夜
    7月4日(土)
    明日、国民投票が実施されますが、国民投票の問いに賛成の人も反対の人も(ことばを変えると緊縮策継続に賛成の人と反対の人)、どちらもこの5年以上に及ぶあまりにも厳しい緊縮策からの苦しみと、いつまでたっても行政改革も構造改革もやれない無能な政治家や腐敗した政治への怒り、社会への絶望感は共通のもので、その突破口をどう判断するかの、判断の仕方、選択の方向が異なるだけです。
    でも、その方向性の違いから、今、国民が真っ二つに割れていて(これもチプラス政権の手法のせいです)、緊迫した空気になっているのが非常に心配です。今後、暴動や分断に陥らなければよいのですが。
    若い人たちや、銀行に預金もない人たちは失うものがないので、「緊縮策反対」です。でも、特に若い人たちは、ヨーロッパや外国頼みのこれまでの悪い流れを断ち切って、苦しくてもゼロからもう一度自分たちの力で国造りをしようという前向きな考えからの「緊縮反対」です。どうせこれからも苦しい日々が続くなら、自分たちで立て直すほうがよい、という真面目な考え方です。
    一方、企業や学者、知識層、資産がある人たち、資産がなくても国の今後のことを真剣に考えている人々は、ヨーロッパという傘から出てしまって無法地帯の中でギリシャという弱小国が自分の足で立っていけないということがわかっているので、恐怖に慄いています。どんなに苦しくてもヨーロッパの中に留まってがんばり、次の世代の将来につなげたいと願っている人たちもいます。「緊縮策賛成派」です。
    また、高齢者、年金生活者は、銀行が閉鎖されてしまい、唯一の収入である年金がまともにもらえない状況の中、明日のことも見えない不安の中で絶望的になっています。
    最後に、もう5年も続く不安定で苦しくて絶望的な状況から、もう何も信じられなくなっている人々もいます。テレビや新聞のいうことも信じられない、政治も社会も人の言うことも信じられない。緊縮策に賛成、反対-そんなことは、もうどうでもいい。どうせ、どっちに転んでも何も変わらない。
    ともかく、みんなが不幸です。
    それでも、今日も街に近いビーチはどこも人でいっぱい。カフェも人がいっぱいで賑わっています。おしゃべりしながら、いろんなことを笑い飛ばしています。苦しいからと言って家に閉じこもってなんていられない、外に出て気分転換しなきゃやってられない。それがギリシャ人です。


    ギリシャ | 【2015-07-05(Sun) 08:00:00】
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    ギリシャの国民投票
    7月3日(金)
    明後日7月5日(日)が国民投票実施日。今日は国民投票直前の金曜日。夜7時30分から、アテネ中心部の国会議事堂前、シンダグマ広場で、「ヨーロッパの債権者側の提案に反対」のデモ集会が開催された。チプラス首相が演説し、提案に「ノー」と言おうと熱く語りかけた。同じ時間に、そこから1kmも離れていないパナティナイコスタジアムでは「ヨーロッパの債権者側の提案に賛成-ヨーロッパに残ろう」のデモ集会が開催されている。つまり、緊縮策受け入れ反対派と、緊縮策受け入れ賛成派が、それぞれデモ集会を開催して、一般市民参加を呼び掛けている。両方に行ってみた。結果は、反対派のほうが圧倒的に大勢の人でにぎわっていた。1960年代~70年代前半の闘争の歌を大音量で流し、みんなでシュプレヒコール「緊縮策に反対!」、労働組合のノリだ。 一方、賛成派の集会は、反対派の半分以下の人数で、アテネ市長やアテネオリンピックの金メダリストが「ギリシャはこれからもヨーロッパの一員。ヨーロッパは我々の家」、「国民投票の後は賛成派も反対派もみんないっしょになって国を建て直そう」と呼びかけてギリシャ国歌を歌う。それ以外に流れている曲は英語のポップやロック。反対派と賛成派の割合はほぼ同じで、拮抗している。国民が激しく真っ二つに分裂している様相。心配なのは、国民投票の結果が出た後、どうなるのかということ。多くの人々がそのことに不安を抱いている。どんな道を歩むことになるにしろ、国民が分裂しないで、みんなでがんばる、という流れにならないと、非常に危険だ。


    ギリシャのニュース | 【2015-07-04(Sat) 22:10:28】
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    悩めるギリシャ人3 年金生活者
    緊縮策の一環として、2010年から年金や給与の削減が始まった。もとは年間で14ヵ月分支給されていた年金が、2ヵ月分カットされて12ヵ月分になり、毎月の支給額自体も減らされていった。じわじわと数パーセントずつカットされることが続いて、今では多くの年金生活者の毎月の受給額が5年前の3割から4割も減ってしまった。一方では臨時税や増税も相次ぎ、年金しか収入がない人々にとっては生活水準が激変するという結果になっている。5年間もそんな緊縮策の下での生活が続き、これでは自分たちには衰弱死しか残されていないという声が高まる中、今年1月の選挙があった。シリザ党(急進左派連合)のチプラス党首は緊縮策を撤廃する、年金や給与も保証すると明言した。年金はカットしない、というチプラス党首の選挙公約を信じて、あるいはそれに一縷の望みを託して、多くの年金生活者たちはシリザに投票した。これまでの支持政党がどの党かというのはもうあまり関係ないことだった。選挙は緊縮策を撤廃するというシリザが大勝し、新政権が発足した。
    チプラス政権になってから 公約は実行されていない。しかし、今のところ具体的な年金カットも行われていない。EUやIMF、ヨーロッパ中央銀行などの債権者側との厳しい交渉が5か月にわたって続いているが、今もチプラス政権は年金については譲れない、としている。交渉の行方が依然として見えず、ギリシャがユーロ圏にとどまれるのかどうかもわからない、明日どうなるのかもわからない破たんの瀬戸際という不安定な状況が続いているのにチプラス政権は今も支持率では独り勝ち状態だ。そこには多くの年金生活者の、「もうこれ以上は我慢できない、何とかしてほしい」という思いも含まれている。この政権でも年金カットが現実に行われたら、支持率はあっという間に急降下するだろう。
    ユーロ圏離脱ということになればもっと厳しい生活になることが予想できるのに、どうしてギリシャ人にはそれがわからないのだろうという見方もあろうが、次々と打ち出される政策で惨めな生活を強いられてきた5年は我慢するには長すぎたのかもしれない。ほんのわずかでも交渉の余地があるなら勝負に打って出るというやり方が支持されている。但し、ほんとうにユーロ圏を出てもいいと思っている人は少ない。


    ギリシャ | 【2015-06-15(Mon) 10:33:33】
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